帯状疱疹は、日本人の3人に1人が生涯で発症すると言われています。特に厄介なのは「帯状疱疹後神経痛」と呼ばれる後遺症で、皮膚が治った後も神経の痛みが数か月〜数年続くことがあります。
帯状疱疹とはどんな病気か
子どもの頃に水ぼうそうにかかったことがある方の体内には、水痘・帯状疱疹ウイルスが神経節に潜伏しています。加齢・疲れ・ストレス・病気などで免疫力が低下したときに再活性化し、帯状疱疹を発症します。皮膚に水ぶくれを伴う発疹と強い痛みが特徴で、胸から背中にかけて、または顔の片側に帯状に現れることが多いです。
帯状疱疹後神経痛について
帯状疱疹が治った後も3か月以上痛みが続く状態を「帯状疱疹後神経痛(PHN)」と言います。日常生活に大きな支障をきたし、治りにくい後遺症です。50歳以上・免疫力が低下している方ほどリスクが高くなります。
2種類のワクチンの特徴と選び方
乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」(生ワクチン)
- 対象:制限なし
- 接種回数:1回(5〜7年後に再接種推奨)
- 特徴:1回の接種で済む。免疫低下状態の方には接種できない場合がある
シングリックス(不活化ワクチン)
- 対象:50歳以上、および18歳以上で免疫低下リスクのある方
- 接種回数:2か月間隔で2回
- 特徴:有効期間9年以上と長い。重症化予防効果が高い。不活化ワクチンのため免疫低下状態でも接種可能
シングリックスは副反応が出やすいワクチンです。接種翌日は予定を入れないことをお勧めします。副反応の強さは2回目より1回目の方が強く現れることが多いです
接種のタイミング
50歳を超えたら、体調の良いときに接種を検討してください。
生ワクチン(乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」を含む)を接種する場合、
他の生ワクチンとの間隔は原則として27日以上あける必要があります。
生ワクチンの同日接種なら可能で、不活化ワクチンと生ワクチンを組み合わせる場合も間隔の制限はありません。
費用について
生ワクチンの費用は1回 8,800円(税込)・シングリックスの費用は1回 29,700円(税込)です。
ワクチン接種のご予約時に、事前のお支払いは必要ありません。
接種後に、接種料金の全額をお支払いください。クレジットカードもご利用いただけます。
ご予約の変更・キャンセルをご希望の場合は、事前に当院へご連絡ください。
発熱や体調不良などがある場合も、来院前にご相談ください。
医師紹介(監修)
長田 潤 先生
うるうクリニック統括院長
帯状疱疹後神経痛は日常生活に大きな影響を与えます。50歳を超えたら、なるべく早めに接種を検討していただくことをお勧めしています。